今でもはっきりと覚えています。
3年前、2人のよく似た若き経営者がいました。2人とも働き者で、歳が近く、会社の規模、売上、彼らの知識量も同じくらい。
そして、2人とも「今よりもっと売上を上げたい」と強く望んでいました。
3年後、
別々ではありましたが、この2人に会う機会がありました。
2人は相変わらずよく似ていました。2人ともに結婚し、子供がいました。そして相変わらず、「売上を上げる」ことに対して積極的で前向きに取り組んでいました。
しかし彼らには大きな違いがありました。
1人は相変わらず、3年前と同じように新規顧客を獲得するために最新のテクニックやノウハウを勉強し続け、会社の誰よりも日々働いていました。
一方、もう1人は社員が率先して動いてくれるので、彼にしかできない仕事に集中することができ、3年前に望んでいたような成功を手にしていました。
彼の会社の売上は何倍にもなり、安定し、次のステップに向けて毎日充実して、ビジネスに取り組んでいます。
あなたは、ビジネスにおける成功について、
何がこのような違いを生むのか を考えたことはありますか?
その違いは、持って生まれた知力、才能、はたまた懸命な努力によって生じるわけではありません。
一方が画期的な「儲かる方法」を知っていて、もう一方がそれを知らなかったわけでもありません。
その違いは、自分のビジネスの事業構造をしっかりと設定し、
その事業構造を「しくみ」として動かしているか、
という点から生じたのです。
それこそが今回私があなたに対して、「儲かる事業をつくる7ステップ」をお伝えする理由なのです。
「儲かる事業をつくる7ステップ」は、売上が伸びない原因を明確にし、整理することで、
あなたの事業の売上を伸ばすことが目的なのですから。
今回、私がお伝えする7ステップは、
他の人たちが教えているような「儲かる方法」とはまったく違います。
彼らの中には、儲かれば何でもいいというような人たちもたくさんいます。
それは一時的にしか反応が出ないような、ブームにのった手法やノウハウをただ売っているにすぎません。
たしかに、他の「儲かる方法」の中にも有益なものはたくさんあります。
例えば一気に集客力をあげるコピーライティングや、売上を伸ばすことができるアライアンスなどです。
ですが、多くの人はこのような「儲かる方法」を知っていたとしていても、
売上が思うように伸びない、といったことに悩まされているのです。
良いコピーを書いてせっかく普段の何倍もの申し込みがあったにも関わらず、
いざ商談となると相手の求めているものと、こちらが売りたいものが噛み合わず、
契約が成立しなかったり、アライアンスを組もうと思っても、相手に自社のセールスポイントを上手く伝えられず、
アライアンスを組むチャンスを逃したりしたことがあるのではないでしょうか。
なぜ、このようなことが起きるのか。
これこそがあなたが「事業構造」を設定していないことから起きる問題なのです。
いくら良いコピーがあって、集客が何倍にもなったとしても、
セールスプロセスをしっかり組んでいないとお客さんを逃してしまいます。
同じように、いくら自分では「うちは他のところとは違う」と思っていても、
しっかりとしたメッセージにしていなければ相手とアライアンスを組むこともできません。
せっかく有益な「儲かる方法」を実行することができても、
「どこが噛み合っていないのか?どこがうまくいっていないのか?」
という部分がわからないと、
しくみとして解決することができず、売上は伸びません。
とは言ってもこの「儲かる事業をつくる7つのステップ」を実行したらどんな変化が起こるのか、
あなたは想像できないかもしれません。
なので、この7つのステップを実行した企業の例を紹介させてください。
私がこの企業の経営者に会った時は、2年目で年商3,000万円くらいだったと思います。
当時この経営者はボロボロになるまで読み込んだ私の本を持ってきて私の前に現れました。
売上が伸び悩んでいたこの経営者はこの7ステップを踏んだ結果、まず事業内容の変更に着手しました。
その後、売上はうなぎのぼりとなり、飽和状態で売上を伸ばすのが難しい業界で
成長率2年連続NO,1となりました。
この経営者はこの7ステップを実行し、また時間があるごとにこの7ステップを何回も繰り返して、
滞りのない事業構造をしくみ化していきました。
この経営者がこんなにも成功することができた秘密はどこにあるのでしょうか?
たいていの経営者は何かうまくいかないところが出てくるたびに、それをその都度解決していきます。
いわゆる「対処療法」です。
これを繰り返していくとどうなるかわかりますか?
答えは、「忙しくなる」です。
「忙しく」なることがけして悪いことではないのですが、
この場合の「忙しくなる」は、あまり良いとはいえません。
この出てきた課題を1つ1つ解決していったとしても、
根本的な「しくみ」に関わっている課題に気が付かなければ
劇的な変化は望めません。
どこをどう改善していいかわからないので、ひたすら表面的な課題を解決していたけれど、
ただ日々忙しいだけ、といったことになっていることも多いのです。
この7つのステップを実行すれば、あなたの事業で思うように売上が伸びない課題がどこにあるのかを明確にすることができます。
今の事業をもっと伸ばしていく方法が思いつかない、
具体化されていないといった課題が解決され、
すがすがしい気持ちで 明日からいきいきと目標に向かって仕事をすることができるでしょう。
コンサルタントとして多くの企業に関わらせて頂いているので、
経営者の悩みがこの「しくみ化」にあることを実感しています。
そして何をしていいのかわからないと言った漠然としたモヤモヤも
「しくみ化」に原因があるのです。
この「儲かる事業をつくる7つのステップ」を踏めば、
あなたの事業はうまく回り始め、加速することでしょう。
しくみがつくられ、目指す方向性がわかれば、自然と売上も伸びていくはずです。
今回、このような機会をつくったのは、
「企業を成長させるために必要な本当のポイント」を
多くの人に知ってもらうためです。
小手先の手法を探すのではなく、現時点で自分のビジネスがどの位置にいるのか、
そしてどういった方向性を進むのか、ここがはっきりした後、ビジネスが急成長した経営者を何人も見てきました。
ですから、多くの人に、この7つのステップを知ってもらえれば、
ビジネスが急成長する第一歩になると信じているのです。
若き経営者の実例を冒頭でお話しましたね。
彼らはともに同じような志を持ち、同じような知識量、売上、会社の規模だったのです。
それなのに、なぜ彼らのビジネスにおける人生は違ってしまったのでしょうか?
それこそが、事業構造です。
成功した若き経営者は儲かる事業のステップを踏んで、
正しい事業構造を構築したのです。
何がうまくいかない原因かを明らかにし、ビジネス全体がうまく機能するしくみをつくったのです。